n2c2 Workshop 2022

2022年の n2c2 shared taskに参加した結果が良かったようで、n2c2 Workshop 2022 の発表に加えてもらえました。博士課程の辻村君が発表に行きます(予稿集はなし)。順位はワークショップ当日でなければわかりません。オーガナイザーからのメールには “Congratulations on your great performance in the n2c2 2022 track 1” と書かれているので結構良かったのかもしれません。ただの枕詞の可能性もあります。

Koshi Yamada, Ryuki Ida, Tomoki Tsujimura, Kohei Makino, Makoto Miwa, and Yutaka Sasaki,  Span-based and Question Answering-based Medication Event Extraction, 2022 n2c2 Shared Task and Workshop. (to present)

(11/7: 続報)

11/4にワシントンDCで開催されたワークショップでオーガナイザから順位の発表があり。運よく当研究室のシステムが僅差ながらTrack 1 の総合成績で1位だったという報告が届きました。このワークショップはAMIA(米国医療情報学会)併設のワークショップであり、研究成果はジャーナル論文で公表するという建付けですので、予稿集等の公開はありません(現時点で既発表研究にしないため)。

Track 1 は Contextualized Medication Event Extraction (CMED) を対象としたタスクで、今年2月に訓練データが配布され、5月のGWに3回に分けてテストデータが配布されました。つまり、だいたい3ヶ月でシステムを組んで、参加者が公平な条件下で一斉にスコアを競うというものです。プログラミングコンテスト的な側面もありますが、与えられた問題に効果的だと思われる最新技術を参加者が様々な方向から一斉に試して、その結果を比較するという比較研究的なメリットが大きい大会です。

Track 1は、英語の電子カルテ中に書かれている、投薬状況の変化を自動抽出する問題を対象にしています。電子カルテは匿名化されていますがリアルデータです。医療用語(主に薬物名)を見つけ、次にその薬に関する投薬に変化があったかどうかを分類し、そして変化あった場合はどのような変化であったかを抽出するという3段階のタスクになっています。n2c2 2022全体では、19ヵ国から32チームが参加しています。Task 1には28チームが参加していて、オックスフォード大やミシガン大、ロレーヌ大、ソルボンヌ大などの名前が見受けられました。当研究室は、2019年にもn2c2 shared taskに参加しておりまして、そのときもTrack 2で33チーム中1位でしたのでタスクとの相性がいいのかもしません。

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